夜勤の手当はどのくらい?

介護職の夜勤の実態

夜勤って実際どうなの?

夜勤の仕事は人によって受ける印象が様々で、収入アップにつながるし生活費の足しになるから積極的にやっていきたいという人もいれば、体力的に辛いという人もいます。そんな夜勤の実態を金銭面からも体力面からも見ていきましょう。

気になる!手当について

気になる!手当について

夜勤手当の存在

基本的に人間は昼働いたり遊んだりして、夜は生活のことを少し行ったら睡眠をとって身体と精神を休めるようにできています。動物の中には確かに夜行性の動物もいますし、そうした動物の存在になぞらえて自分は夜行性だからという人もいますが、そうした人は体内時計のリズムが狂ってしまっているだけで決して夜行性ではありません。そして人間は昼間に活動をすることが本来の姿という生き物だからこそ、夜勤は大なり小なり大変さを感じる行為であり、そのため夜勤を頑張ってくれる人には夜勤手当というものが通常の給与にプラスされて支給されます。

夜勤手当の実情

実際に夜勤手当がどの程度のものなのかですが、まず介護施設で働く正社員の場合は通常ですと夜勤手当が基本給とは別で1回ごとに付きます。ただこの夜勤手当がいくら付くのかというと、施設ごとに事情も給与体系も全く異なるため幅があり一概に言えません。しかしその相場は大体1回の夜勤につき、3000円から8000円ほどとなり、例えば月に5回夜勤に入るとすると15000円から40000円の夜勤手当が加算されて支給されることになるのです。1回の夜勤手当を単体で見ればその最低金額は3000円と、子供のお小遣いくらいではないかと感じてしまうかもしれません。しかし月単位で積み重ねてみると結構な金額の差が生まれてくるため、そのことに驚くはずです。月給が15000円から40000円も変われば生活のレベルを大きく上げることも可能ですし、もしくはそのお金を将来のための貯金に回せば結構な金額が貯まっていきます。
なお以上は正社員の場合であって、そもそも時給制のパート職員の場合は計算が少し異なります。まず時給制の場合夜勤にあたる時間帯の労働には、労働基準法によって深夜手当を付けることが定められています。

残業手当の計算

せっかくなのでここで残業手当が労働基準法に基づいてどのように計算されるのかも押さえておきましょう。夜勤の場合残業扱いになっている施設もありますし、色々とトラブルが発生すると日勤の方への引き継ぎが長引いて残業が発生することもたくさんあります。
まずそもそも残業と認められ、残業手当の対象となるための条件ですが、法定労働時間や時間外労働を超えたときであり、どの程度逸脱しているのかによって割り増しの度合いも変わります。法定労働時間を超えた範囲ですと割増しの比率は25%以上と労働基準法に規定されているため、この規定に則って残業には時給に1.25をかけて計算するところが多いです。なお月60時間を超える時間外労働に関しては、割増しを50%以上としなければならず、また少し変わってきます。

こちらも読まれています!

気になる!手当について

夜勤手当は1回の金額でいうと3000円から8000円ほどのため、それほど多いと感じないかもしれません。しかし月に直すと数万円の違いになりますし、年収に換算すればさらに大きくなり数十万円の違いになります。more